東京競馬場と血統予想について

最終更新日 2024年4月11日 by asisps

競馬を予想する場合、大穴を狙えると言われているのが血統です。

ここでは、東京コースと血統を絡めた方法について解説していきます。

 

⒈東京コースは最後の直線が長い

まず、東京コースは最後の直線が長いという特徴があります。

一周の距離が2,100メートルにも及ぶ国内最大の競馬場で、広い幅員なども特徴的です。

全体的に見て最も勝利数が多い種牡馬はディープインパクトです。

残念ながら早逝してしまいましたが、特にマイル以上の距離で圧倒的な強さを誇っています。

その理由は何と言ってもサンデーサイレンス系の特徴でもある切れ味にあります。

直線が長いとそれだけ差しや追い込みがはまりやすいということでもあり、道中じっくり脚を溜められればほぼ確実に上がり最速を繰り出し馬券に絡んできます。

コースも広いので後方から差し込む際に前が壁になり、脚を残してしまうことも少ないです。

その反面、芝1,400メートルではダイワメジャーが圧倒的です。

 

⒉サンデーサイレンス系は切れ味が鋭い

こちらもサンデーサイレンス系で、スピードと持続力を武器に何頭もの大物を輩出してきました。

この距離は競馬場やコース形態を問わずに、スピードの持続力勝負になりやすいのです。

なぜなら道中のラップがゆるまずに流れる距離であり直線の長い東京でも例外ではないからです。

基本的にサンデー系は上述の通り脚を溜めて切れるという特徴があるのですが、ダイワメジャーは異質で脚を溜めすぎると良くありません。

枠順も内枠が有利で、スピードを活かして先手を取りそのままゴールまで押し切るという戦法が非常にはまります。

このようなタイプで言えば、フジキセキ産駒も好成績です。

この産駒は軽快なスピードを持ち、器用な小脚を使えることもあり内枠にも強いです。

この二頭の産駒が強いコースは重なることが多く、人気にかかわらず共に好走することもしばしばあります。

フジキセキ産駒のキンシャサノキセキもこのコースで行われた重賞で勝利しています。

フジキセキに限って言えば、母父でもその能力を伝えるケースが多いため予想をする際には注意することが必要です。

 

⒊東京芝マイルについて

次に、東京芝マイルについて説明します。

向こう正面の入り口からスタートして。

3、4コーナーを挟み最後の直線に入っていくレイアウトになっています。

2本の長い直線と緩いコーナーでつなげてあるだけなので、器用さはそこまで求められずスピードの持続力と切れ味が重要になります。

そうなると好成績を残しているのがディープインパクト産駒です。

ただし、出走するレースのレベルをきちんと把握することが大切です。

未勝利クラスや1勝馬クラスなど、そこまでレベルが高くない場合は道中のペースが緩みます。

するとしっかり脚を溜めることができ産駒の最大の長所を活かせるのです。

その一方で、G1級になるとペースも格段に上がりますので脚を溜めている余裕などなくなります。

 

⒋注目すべきハーツクライ産駒

こういった点から、得意コースと言っても下級条件の方が馬券に絡む率は高くなります。

注目すべきは、ハーツクライが種牡馬として浮上してくる点です。

ハーツクライはスタミナが豊富で切れ味よりも体力で勝負をするというタイプです。

特に外枠からマイペースに追走できる場合に、馬券になる可能性が高くなります。

また、メイショウサムソンにも注意しなければなりません。

この種牡馬は中長距離型だと思い込んでいる人もいるのではないでしょうか。

確かにスタミナが豊富ですが、マイルの得意な馬も多いですし東京のような長い直線の上がり勝負に適応するタイプも少なくありません。

実際に、この産駒がこのコースで大穴を開けた実績もあります。

ダートマイルも、多くの重賞が行われるコースです。

2コーナー奥の引き込み線からスタートするのですが、スタート地点が芝になっているのが特徴です。

芝の部分でダッシュがつくこともあり速いタイムが計時されやすいので、時計勝負に強いタイプが浮上します。

代表的な種牡馬が、ゴールドアリュールやゼンノロブロイ、ネオユニヴァースなどです。

どれも現役時代に芝で活躍した経験のある馬ばかりで、最初の芝で加速したまま先手を取りゴールまで駆け抜けるというパターンが一般的です。

 

⒌まとめ

ここで注目すべきは、エンパイアメーカー産駒でしょう。

出走数はそこまで多くはありませんが、スタミナもスピードも兼ね備えた馬なので子にもそれがきちんと受け継がれるならば馬券にも絡んでくるのではないでしょうか。

ダート2,100メートルも頻繁に施行されます。

断トツの勝利数を誇っている種牡馬が、キングカメハメハです。

こちらもディープインパクトと同じように早逝しましたが、エンジンのかかりが遅い点が特徴です。

短距離では忙しい馬でも、ゆっくりと加速ができるため基本的には距離が伸びるほど好成績を残しています。

現役時代は芝で活躍したこともあり、スピードも一級品です。

今後も、ここで取り上げた種牡馬の子達がさらに種牡馬として活躍することになるでしょう。

その際には、それぞれが現役時代にどのような特徴を持っていたのかを把握することが血統予想で成功するための近道ではあなかと考えています。

参考・・・競馬セブン(七騎の会)の情報ってどう?評判などのまとめ